出島・・オランダ人の足音が・・ ~長崎紀行
潮風心地いい出島ワーフ
「出島ワーフ」は長崎港周辺のベイエリアを占める複合商業施設です。
港に向かい個性豊かなレストランやアウトドアショップなどが並んでいます。
オープンテラスで新鮮な食材を使った各国料理が食べられる、そして美しい景色や水際
を楽しむ空間としても人気があるようです。
ただし、お値段は観光地価格らしい・・・ (*_*;⤵
さわやかな潮風を感じながら散歩を楽しむだけでも、お洒落な気分に浸れそうです。
おお~ なんとフォトジェニックな・・・
カップルにおすすめですねぇ~💑
危うし・・忘れさられそうだった出島!
異国情緒漂う長崎市。
鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれた貿易の窓口が出島でした。
出島は海に浮かぶ人工島で、完成したのは寛永13年(1636年) 面積1.5ヘクタールほどの大きさ。
扇のかたちが特徴的ですね。
明治期にはその役割を終え、人々の記憶から忘れ去られつつありました。
そして長崎港の港湾整備に伴う周辺の埋め立て等により陸続きとなり、以前の面影は失
われていきます。
そんな中、1996年(平成8年)からは長崎市によって、江戸当時の姿への復元を目指す事業
計画が進められています。
貴重な歴史的遺産を大切にしたいという思いからかも知れませんね。
そして、観光資源としての重要性に目が向けられた結果でもあるかと想像します。
確かに無知な私などでも、当時日本人から閉ざされていた「日本の中の異国」として
とても興味をそそられます。
国指定史跡 出島和蘭商館跡には・・
わたしも出島というのは今は、跡地があるだけで昔の形態は残っていないと思っていました。
ところが「出島ワーフ」の雰囲気を楽しみ、まさにこの地を後にしようとしたその時、
路面電車の電停のすぐ前に「出島商館跡」があるのを運よく見つけました。
ホントにその偶然に我ながらビックリ!
と言っても 旅程の都合上、あんまり時間がない・・・
駆け足でちゃちゃっと見て回ることとなってしまいましたが ( ;∀;)
入場料520円を支払い、頂いたパンフレットに今と昔との出島の姿が映されています。
ほとんど江戸期と変わらぬ位置にあるのですが、現在では扇の右角がわずかに道路とな
っています。
そして、扇の外はかつては海であったのが、埋め立てにより「出島ワーフ」をはじめ商
業地帯や道路などに整備されているのです。
中に入りますと、江戸当時の街並みが再現されています。
職員の方も、江戸時代っぽい扮装でお仕事をされてました。
カピタン(商館長)の部屋の再現
出島乙名(オランダ人を監視・監督する人達)の部屋
一番船船頭の部屋
オランダ商館員の部屋
お望みの人には、着物を着せてくれて「はいからさん」に仕立ててくれるサービスもあ
りますよ~ (^O^)/
この川で、日本人居住地とオランダ人とを遮っていたのですよね!
ふぅ~ もっとゆっくり、じっくり見たかったけど、乗る予定のバスの発車時間が迫っ
ていたので、ほんとに駆け足での見学となってしまいました (+_+)