ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

プラハ城をめぐる~その②旧王宮、黄金小路、他

 

<ヨーロッパほっつき歩きの旅> 

 前回に続きチェコの首都プラハの街をめぐった思い出を公開します。

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  世界最大で最古の「プラハ城」をめぐる

 

荘厳で美しい「聖ヴィート大聖堂」の内部の見学を終え、敬虔な思いのままに外にでます。

 

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向かい側に歴代ボヘミア王が住んでいたとされる旧王宮の入口が見えます。

 

ボヘミア王とハプスブルク家の夢の跡~旧王宮

 

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ボヘミア王の紋章

 

旧王宮内部の見学は、完成当時ヨーロッパ最大を誇った「ヴラジスラフ・ホール」から。

ホール内には柱一本もなく、幾何学的に連なるアーチの天井が大きな空間を支えています。

16世紀初頭の建築技術としては、かなり優れたもので後のゴシック建築に大きな影響を

与えたと言われています。

 

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旧王宮内「ヴラジスラフ・ホール」

 この広々としたホールは、16世紀より王国の公式行事に使用されており

王の戴冠式、議会、大統領選挙などチェコの歴史的場面で活躍し

現在でもチェコ国家の重要な祝祭日に関連した公式行事は、このホールで開催されてい

ます。

 

更に奥に進むと「国会議場」のお部屋に続きます。

  

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  16世紀に婚姻によってボヘミア王となったハプスブルク家の肖像画がかけられています。

 

そして、かつて戴冠式で使われてきた王冠のレプリカの展示を見ることができます。

王権の象徴であった王冠の左右にあるのは、王笏(左)と宝珠(右)のレプリカです。

 

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王冠のレプリカ

 

さらに次の間は、天井の紋章が印象的な土地台帳などを保管した「新国事録の間」になります。

 

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 ボヘミア家のライオンの紋章と貴族や役人の紋章が天井や壁一面に描かれています。

 

 

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  こちらは、分かりにくいですがプラハ城の模型です。

 

 

2本の白い尖塔を持つかわいらしい 聖イジ―教会

 

旧王宮を後にしたら、目の前にかわいらしいバロック調の建物、「聖イジ―教会」が。

 

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聖イジ―教会

10世紀初頭、ベネディクト修道院の一部として創建され、ロマネスク様式の傑作と言わ

れる聖イジ―教会。

外観は、17世紀に火事による改修でバロック様式のファサードが付けられました。

印象的な白い尖塔は、向かって右側は「アダム」左側は「イブ」と呼ばれているそうですよ。

 

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聖イジ―教会のバシリカ


お祈りをする人でいっぱいの、聖イジ―教会の内部。

天井のフレスコ画も見どころなのですが、写真写りが・・・(/_;)

定期的に国際的なクラシックのコンサートが行われ、ロマネスク様式の特別な雰囲気の

なか、美しい音楽を楽しむことができるそうです。

かつてカフカも過ごした黄金の小路

 

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 プラハ城北側の城郭外壁内は、黄金小路という数メートルの路地があります。

メルヘンチックな家並みが人気で、中世当時の暮らしぶりを垣間見ることができます。

諸説ある名前の由来は、皇帝ルドルフ2世が金細工師を住まわせたことが有力です。

使用人や警備兵、金細工師などの住居が主ですが、

この一角に「変身」などの著作のあるチェコの作家「フランツ・カフカ」が住んでいた

そうです。

 

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黄金の小路の小間物屋さんの窓辺

 

 そして2階は武器の博物館になっていて、おびただしい数の中世の甲冑や武器が展示さ

れています。

 

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武器博物館

 

甲冑の写真は、なぜか散逸してしまって・・・_| ̄|○

裏庭に、大砲が何台も置かれていて、それを守る(?)覆面の騎士が・・・!

 

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まるで、中世のお城の中に迷い込んだような雰囲気にわくわくさせられます。

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「マラーストラナの町」

 

中世の世界を満喫して、興奮冷めやらぬままに

帰り道はプラハ城の城下町「マラーストラナ」を眺めながら坂道を下ります。

ゆるやかな情緒たっぷりの。