グエル公園は夢がいっぱい!
<ヨーロッパほっつき歩きの旅>
「アントニオ・ガウディの作品群」という世界遺産
マドリードに次ぐスペイン第2の都市であり、芸術と歴史の街であるバルセロナ。
このバルセロナは、天才建築家ガウディ抜きには語れませんよね!
しかし、せっかくのバルセロナ観光が、ガウディ一辺倒に終わってしまうのでは面白くない!
それならば、あまりにも有名な未完の大聖堂「サグラダファミリア」だけ見てくれば十
分と思っていました。
しかし、ガウディ作の主な建築物は街中にあるのですから、その幾つかは苦も無く観る
ことができました。
ブランドショップの並ぶ主要な通りグラシア通り沿いにあり、地中海の波をイメージし
て作られた、流線形の外壁が印象的な賃貸住宅「カサ・ミラ」。
ガラクタを再利用して作られたとは思えないオシャレすぎる「カサ・バトリョ」。
他にもガウディが初期に手掛けた住宅「カサ・ビセンス」やガウディのパトロンであり
実業家のエウセビ・グエル伯爵の邸宅である「グエル邸」などの外観を見ることができました。
「グエル公園」に行こう~♪
「グエル公園」観光を熱烈におすすめされたこと!
グラシア通り沿い「カサ・バトリョ」前に設置されたベンチで
ガラスとセラミックを使った美しい色の変化を見せる「カサ・バトリョ」の壁を見上げていました。
その時ベンチの隣に座った家族ずれから懐かしい日本語が聞こえてきます。
老親を伴った娘さんの日本人旅行者。
チャンスはのがさない! と美しい建物をバックにして写真をお願いしました。
少しだけ言葉を交わします。
これだけ見たら、もうガウディは十分ですねぇ~というと
「グエル公園は行きましたか? あそこは見るべきです!」とお父さんが。
その熱心さに心が動きます。
う~ん 「グエル公園」はアクセスが大変かな~ 地下鉄では行けないな~
「グエル公園」とは?
1900年スペイン、バルセロナの天才建築家アントニオ・ガウディは、そのパトロンで
あるグエル伯爵の依頼で、バルセロナ中心部から遠く離れた不毛の地に、夢の「自然と
芸術が融合する」新しい分譲住宅を作り上げようとしました。
しかし、その斬新すぎる試みとアクセスの悪さもあって当時の人々に受け入れられず失
敗に終わりました。
以後、「グエル公園」となりバルセロナ市に寄贈されましたが、二人の夢のある芸術性
の高さは、時を経てなお人々を惹きつけてやみません。
1984年にはユネスコの世界遺産に登録され多くの人が訪れています。
「グエル公園」は無料入場時間帯がねらい目!
急遽決めたグエル公園観光なので、問題は入場券の入手です。
大変な混雑と聞きますから、入場チケットを買うだけでも大変だし、おそらく都合の良
い時間帯入場の希望は叶わないでしょう。
そこに耳寄りな情報があったんです。
早朝6時から8時までは無料で入ることができるとの事。
しかも一度入場してしまえば、いつまでいても構わないというお得さ(^^)
やってみるしかありません!
早朝の人の少ない地下鉄に乗るのが怖かったけど、ビビっていたのが可笑しいくらい
なんてことありませんでした。
最寄りの地下鉄レセープス駅で降りて、あとはタクシーでグエル公園まで行きました。
公園には門が幾つかあり迷ってしまいそうですが、タクシーなら正門前に着けてくれます。
ここは、おとぎの国か⁉「グエル公園」
わくわくの時間を~写真集で今一度!
人気のフォトスポットで順番待ちがすさまじいと聞く、トカゲの写真がほぼ人影もなく
撮り放題・・(^^)v
へびは大嫌いだけど、これなら正視できますね!
雨水がこの柱の中を通り独特な排水システムにより貯水槽に貯められる工夫が施されています。
中央広場「ラ・ナトゥ―ラ広場」は雨水を下の列柱ホールへ送る役割があります。
波打つベンチ越しに正面入り口にある「お菓子の家」が見え、その役割はコンシェルジ
ュと門番の家になっています。
更にはバルセロナの街とサグラダファミリアの向こうに地中海まで見渡せるのです。
ブガデラ(洗濯女)の回廊は植物の生育のための水路の役割があるようです。
「グエル公園」はもともと高級分譲住宅を目的に整備されているので、生活に要する
様々な工夫がなされているし、デザイン性も秀逸なので色々な楽しみ方が出来そうです。
わたしのように「わーい、かわいい~♪」だけでも十分満足できます。