ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

プラハ城内をめぐる~その①聖ヴィート大聖堂

 

<ヨーロッパほっつき歩きの旅> 

プラハの街は歴史そのもの

 

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 美しい街並みが有名で「街全体が博物館」とか「百塔の街」など称賛する言葉に事欠な

いチェコの首都プラハ。

 

6世紀後半スラブ民族により、ヴルタヴァ川河畔に集落が形成されたことに始まるプラハの歴史。

ボヘミア王や神聖ローマ帝国の支配などによって、ヨーロッパ最大の都市にまで発展します。

歴史の流れの中で、宗教的な争いや文化的弾圧など民俗的に困難を耐え忍ぶ時代もありました。

 

しかし、ヨーロッパの都市としては稀有と言えるかもしれませんが、第一次・第二次世

界大戦の戦禍に巻き込まれることがなかったので破壊を免れました。

そしてロマネスク建築から近代建築まで各時代の建築様式が並ぶという、まさに「ヨー

ロッパの建築博物館の街」と呼ばれるにふさわしい街並みを維持し続けています。

そんなプラハの街は、街丸ごとがユネスコの世界遺産に登録されているのです。

 

 

どこを切り取っても絵になるプラハの街。

住む人の優しさや素朴さもピカイチで、本当に魅力は尽きません。

観光のポイントは数々ありますが、多くの観光客が集まる「カレル橋」が架かるヴルタヴァ川。

その川沿いを歩くと、どこからでもフラチャヌイの丘の頂に建つ「プラハ城」が眺められます。

 

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カレル橋とフラチャヌイの丘

 

 

 世界最大で最古のお城「プラハ城」をめぐる

 

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プラハ城とカレル橋

 

「プラハ城」トラムでアクセスらくち~ん♪

 

 城内にチェコ大統領府が置かれ、政治上も文化的にもチェコの中心と言える「プラハ城」

世界最古にして最大のお城として、かのギネスブックにも認定されているそうです。

  
プラハ城は小高い丘の上に建っていて、麓の町との高低差は80メートほど。

アクセスは主に3つあるようですが、城下のマラー・ストラナ広場から延々坂道を登る

手段と、トラム下車後10分ほど坂道を登るりプラハ城正門から入場する手段。

足弱さんは、坂道を登らずに済む22番のトラムで北門からの入場がおすすめですね!

 

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22番トラム 北門入場口

 

15世紀に形つくられた第2の中庭に入ると、見どころはちょうど工事中!

 

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 右に神話がテーマの噴水と鳥かごのような鉄格子がつけられた井戸。 

そして奥の白い円柱の建物「聖十字礼拝堂」で「聖ヴィート大聖堂の宝飾展」の常設展

が行われています。

更に、その奥はチェコの政治の要である大統領府が置かれている建物だそうです。

 

そして、次の第3の中庭は広大で、さすが世界で最も大きなお城だけのことあります。

 

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第3の中庭

 

なんでも城内に3つの教会と5つの宮殿、火薬塔、広い庭園、使用人の家などがあり、

まさに街中の広場にいて、周囲の建物を眺めているような気分になってしまいます。

圧巻は中庭の中央にそそり立つ「聖ヴィート大聖堂」です。

 

巨大さと荘厳さに圧倒される「聖ヴィ―ド大聖堂」

 

 

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聖ヴィート大聖堂

 

第3の中庭の真ん中に聳える「聖ヴィート大聖堂」前に立ち、多くの観光客は

懸命にカメラを構えていますが、大きすぎて全貌を納めることはとても困難です。

ゴシック様式で繊細な細工で飾られたこの「聖ヴィ―ト大聖堂」は、1344年にボヘミア

王カレル1世が建築を命じたものの、戦争や資金不足などでたびたび中断。

遂に完成したのは1929年のことで、なんと600年の歳月を要したのだそうです。

 

「聖ヴィ―ト大聖堂」内部も息をのむ美しさ

 

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聖ヴィ―ト大聖堂に入場可能なチケットを買っていたので、大勢の人に交じって中にります。

 

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内部は荘厳にして広々とし、天井付近には自然光が差す窓が備えられいています。

白を基調にした美しい空間で、高さ34メートルの天井はヴォールトと呼ばれる様式美。

その奥には、見ることはできませんが有名な「聖ヴァ―ツラフ礼拝堂」があります。

 

もう一つの見どころは、チェコを代表する画家「アルフォンス・ミュシャ」が制作した

ステンドグラスで、チェコ芸術の最高傑作と言われているそうです。

 

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大聖堂内部にしろ、ステンドグラスにしろ、その美しさはボケ写真ではとても表現できません。

直接見るに如くはないというのは当たり前のことですが、もう少しまともに写真を撮れ

なかったか残念😢

 

 

まだまだ、見るべきものの多いプラハ城めぐり・・・ここでちょっとひとやすみ~

残りは次回へと持ち越したいと思います<(_ _)>