海外旅行中、やっちまったこと(~_~;)
<ヨーロッパほっつき歩きの旅>
海外は危険がいっぱい・・・⁉
「海外って危険でしょう⁉ 大丈夫?」旅立つ前に必ず心配されます。
世界では確かに宗教的紛争やテロ、失業率の高さ、移民問題など危険要素がいっぱいです。
日本人は平和ボケと言われるように、危機意識の薄さは否めません。
実際海外の人に驚かれるように、日本国内では荷物を置いたままトイレに行ったり
電車で居眠りなんてことも特別珍しいことではありませんよね。
海外では困った事態を招く行為であったりします。
日頃からボケボケでスキだらけのわたしも
さすがに海外ではスリや置き引き等に遭わないように、絶えず持ち物には気を配り
夜間は一人で出歩かない、治安が良くないと言われる地区には近づかないなど
注意を怠らないようにはしています。
ちゃんと気を付けていれば先進国であれば、ほとんど危うさを感じることはありませんでした。
日本では、現金入りの財布を落としてもほぼ100パーセント戻ってくると言われます。
海外ではどうでしょうか?
イメージでは、ほとんど戻ってくることは期待できそうにありませんが
実際に実験を行ったという記事を見つけました。
結果にちょっとびっくり!
性善説を唱えてみたいたい気分になりますねぇ~(;^ω^)
やっちまったよぉ~・・・「パスポートがない!」
海外ではパスポートは命の次に大事!
海外旅行中はさまざまなボケ行動をやってしまってましたが、
身分(国籍)を証明してくれる最後の砦ともいえるパスポートさえ守っていれば
どんな状況でもなんとかなる!
と気を付けていたはずなのにあり得ないことを、やっちまうのが不肖なわたし。
ちょっと長旅の疲れが溜まってきてたのかも。
アウシュヴィッツ収容所があることで有名なポーランドの古都クラクフでの事。
滞在3日目の朝、予定通りホテルをチェックアウトしました。
次の訪問地オーストリアのウイーンに向かう夜行列車の出発はその夜の8時頃。
あれ~ パスポートどこ?
夕方 早めに観光を終え、クラクフ駅のレストランで最後のポーランド料理を堪能したし
列車に乗る用意をしておこう。
うん、列車のチケットはあるし・・・パスポートはここに・・・・あるはずの場所に な~い!
どうしよう・・・みぞおちに冷たいものが・・・
パスポートの行方を考える以前に、見知らぬ外国で途方に暮れてあがいてるわが身のイ
メージが浮かぶ!
落ち着いて、よく考えて・・・自分に言い聞かせながら、記憶の糸をたどります。
「そうだ! ホテルに忘れた!」
滞在したホテルにセーフティボックスがなかったので、ベットのマットレスの下に隠し
ておいたのだった。
言い訳すると貴重品をそんな扱いをしたことはなく、魔がさしたとしか思えません。
そんなイレギュラーな行動の結果、すっかり失念してしまったのだと思われます。
ホテルは駅から徒歩で2~3分。 冷や汗でびっしょりになりながら走る。
チェックアウトしてから、すでに10時間は経過しています。
悪いことに日本円にして5万円ほどのユーロ紙幣も一緒に入れてあるのです。
最悪だぁ~ パスポートだけなら見つかるかもしれないけど、現金も一緒だと
出てこないよね~ 絶望的な気分!
ゾクッ~ 海外でパスポートがない恐怖!
結果的には、ホテルに駆け込んで「へェへェ」しているわたしに
「パスポートの忘れ物でしょう?」
落ち着いたフロントの人が(命の次に大事な)わがパスポートを差し出してくださいました。
大げさではなく、安堵のあまりその場にくずおれそうになりました。
おかげで夜行列車にも乗ることができ、旅を継続することができました。
ちなみに夜行列車では、ポーランドからオーストリアへと国境を越えるのでパスポート
チェックがあるのです。
もしもパスポートを所持していなかったらどうなったのでしょう?
真夜中に見知らぬ外国の、わけのわからない場所で列車を降ろされるの?
不法滞在者として、言葉の通じない国のポリスに引っ立てられるの?
ぎぃやぁ~ 考えたくない‼
外国は危険! でも所詮人間同士だもの
そして、驚いたことにまったく諦めきっていた現金も無事でした。
ヨーロッパ諸国の中でも東欧だし、経済はまだ今一つな気がするし
利用したホテルは一流という訳ではなく、小規模なアパートメントホテルでした。
ホテルは信用が大事だから、忘れ物を保管するのは当たり前のことなの?
わたしの予想はいい意味で裏切られました。
あちこちで恩と情けを受けながら、おおボケゆらたびは続くのでした( ;∀;)