ウィーン ~観光のポイントは旧市街
オペラ座から始まる旧市街、ケルントナー通り
リング通り沿いの観光を終えたら、今度はリング内にして
ウィーンの中心となる旧市街を行きます。
ウィーンオペラ座裏手のアルベルティ―ナ美術館の向かいに
ツーリストインフォメーションがあります。
観光の初めに情報を入手できるし、日本語の地図だって無料で頂けます。
この旧市街自体が世界遺産「ウィーン歴史地区」となります。
オペラ座からはじまるケルントナー通り。
両脇におしゃれなカフェやレストラン、そしてお土産屋さんなどが並ぶ
雰囲気の良い歩行者天国の通りです。
スワロフスキー本店をはじめ、オーストリアらしいお店もちらほらと。
ウィ―ンのシンボル、シュテファン寺院
おしゃれなケルントナー通りは1kmにも満たない通りです。
ゆっくり歩きを進めると、高い尖塔のある存在感のある建物に突き当たります。
ウィーンの象徴ともいえる、シュテファン大聖堂(寺院)です。
周囲は、たくさんの人であふれています。
寺院の前はちょっとした広場にはなっていますが
一番高い南棟は136メートルありますから、全貌を写真に収めるのは難しい!
シュテファン寺院の特徴と言えば、そのユニークなデザインのモザイク屋根です。
残念ながら、写真には撮り切れませんでしたが
オーストリアの国章とウィーン市の紋章が23万枚のタイルで作られているそうです。
無料で中に入ることができますが、ちょうどミサの最中のようでした。
このシュテファン寺院は、ハプスブルグ家歴代君主の墓所であり
また、モーツアルトの結婚式と、葬儀とが行われた所として知られています。
また、有料エリアになりますが、地下にカタコンベがあります。
1679年ペストがヨーロッパ中に蔓延した際、ウィーンでは約15万人の死者が出て
その時亡くなった約2000体の骸骨と
ウイーン司教とハプスブルグ家の内臓(えぐい・・😫)が保管されているようです。
南側の壁際には、シュテファン寺院のミニチュアが置かれていて全貌が一目で。
中国人らしき団体の記念撮影にぶつかり、ようやっと一枚撮ることができました (-_-)
高級感あるグラーベン通り
シュテファン寺院前の広場から、小道の向こうに覗くのはペーター教会。
音楽と共に築き上げられた街ウィーンならばこそかも知れませんが
ペーター教会では、毎日1時間ほどオルガンコンサートが開かれます。
ペーター教会の創設は9世紀まで遡りますが
当時からそこにあるパイプオルガンの音色を、同時に聴くことができるのです。
もちろん無料ですから、行かない手はありませんね (^^)
15時の開始を待ちかねて中に入りました。
まず、素晴らしい装飾に目を奪われます。
沢山の入場者の割に静寂が守られた中、コンサートは始まります。
曲目は、賛美歌を中心にクラッシックもあり・・・
音楽の事、ちっとも分らないわたしだけど
教会音楽って多分、無知の民のためのものと思えば・・・どんぴしゃ! (^^;)
だって、自然に涙が出てくるのですから。
僅かばかりだけど、お礼の寄付をして外に出ると
教会のすぐ前が観光馬車の通り道になっていて
次々に観光客を乗せたおしゃれな馬車が駆け抜けて行きます。
華々しく見えるペスト記念塔
ペーター協会の前はグラーベン通り。
グラーベンとは「堀」と言う意味で、日本の銀座と並らび称す人もいます。
それは同様な成り立ちと、ハイブランド街と言う共通項のためでしょう!
エルメス、シャネル、カルティエ、ベルサーチ・・・
わたしには縁もなければ、興味もないお店たち (^-^;
でも上品でおしゃれな通りを闊歩するのは楽し・・♬ 銀ブラしかり・・・
すぐに目につくのは、きらきら輝くペスト記念柱。
まばゆく煌めいているので、戦勝記念碑かと思いました。
1679年マリア・テレジアの祖父、皇帝レオポルド1世の御代
ウィーンではペストが猛威を振るい、その終息を記念して建てられたものです。
当初は暫定的に木で作られたものが
後に大理石でバロック様式に作り替えられたものだそうです。
当時、ペストは黒死病とよばれ恐ろしい病気でしたから
人々の祈りが込められた記念柱なのでしょうね!
奥深いウィーンの街の散歩は、まだまだ続きます。 !(^^)!