ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

ウィーン ~グルメもちょっとね!

 

存在感あるホテル・ザッハ

 

ウィーン国立歌劇場(オペラ座)のすぐ隣に堂々と建っている

ウィーン有数の高級ホテルであるホテル・ザッハ。

その名は、チョコレートケーキ「ザッハ・トルテ」でも有名ですね。

 

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ホテル・ザッハとカフェ

 「ザッハ・トルテ」そのものより本家騒動で名を馳せる結果となったかも・・・。

 

本家騒動とはザッハトルテの発祥を巡って、お菓子屋デメルと裁判となり

結果は、どっちも発祥を名乗って良いよ~ となったそうです。

 

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オーストリア政府観光局公式サイトより

 

さて、肝心のザッハトルテの味は・・・

あんずジャムを使ったチョコレートケーキで生クリームを添えて供されます。

 

わたしは初めてウイーンを訪れた際、本家のザッハ・カフェで味わっています。

甘党、ケーキ好きのわたしですが、口に合いませんでした。

ものすごく甘かった記憶があります。 カフェの格式の高い雰囲気も苦手です。

なので、今回は外から眺めただけ・・・。

その味わいに感動する人も多いですから、試されることをお勧めしますが・・・

 

ウィーンのカフェ文化

 

聞くところによると、1683年包囲攻撃に失敗したトルコ軍が撤退したとき

大量にコーヒー豆の入った袋を残していったのだそうです。

宮廷にスパイとして潜入していたイスタンブール生まれの人が

その豆を使いウィーンで初めてカフェを開業し真のコーヒーの味を伝えたのが

ウィーンのカフェ文化の始まりだとか。

 

旅の間、ひと休みに多くのカフェに入りましたが

残念ながらあんまり写真に残してないのですよね。

カフェ文化の片鱗でも伝えられたら良かったのだけど。

 

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多くの場合、チョコやクッキーが添えられています。

いつも、アメリカンコーヒーをオーダーするのですが、こんなんが来ます ( ;∀;)

ホテルの朝食時にはちゃんとアメリカンがあるのに・・・なんでぇ~

 

 

お任せランチもやっぱりウインナー・シュ二ッツエル

 

ヨーロッパの普通のレストランって、場所さえあれば

オープンスペースを設えてあります。 ホントにどこもかしこも・・・ (*_*;

必要があれば、暖房の設備もあるので驚きます。

屋内じゃダメなの~ってつっこみたくなる。 ホントにお外が好きなのねぇ~

 

春風の吹く四月はお天気が良ければ、オープンが気持ちいいのは認める (^^)

リング通りの外側の道沿いのレストランに適当に入ったわたし。

ランチがお得だから、お任せメニューをオーダー。

ちょっと、郷土色のある物が出てきたらラッキーと期待を持って!

 

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あははっ 郷土色ありましたね! 

ウィーン名物、ウィンナー・シュ二ッツエルでした!!

とんかつ好きですから、まったく不満はありませんけどね 😆

ちなみに、日本のとんかつとは、似て非なるものですけどねっ(^^;)

 

食事を終え、周囲をゆっくり眺めていると

道向こうに、何やら金色にキラキラ輝く屋根が見えます。

 

ウィーンの芸術家の革新~分離派

 

1897年ウイーンの保守的な美術家協会から脱退したクリムトをはじめとする

革新的な芸術家たちは、セセッシオン(分離派)の名前で

新たな芸術家団体を結成しました。

 

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その作品を発表する場として、セセッシオン(分離派会館)が建てられました。

建物の真上に乗る、黄金の月桂樹の葉をモチーフにしたドームが特徴で

通称「金のキャベツ」と呼ばれています。

すぐ前が車通りの多い道路なので、なかなか写真が撮りにくい・・・

オペラ座からも、ほど近い場所にあります。

 

中には、ベートーベンの第九を視覚的に解釈した

クリムトの「ベートーベン・フリース」が常設展示されているそうです。

 

ウィーンのお散歩、ちょっとひと休みでした (^^)