ウィーン 市立公園は心から憩える場所
OBB鉄道ウイーンミッテ駅近のホテル。
ウイーンミッテ駅は、ウイーン国際空港とウイーン市内を結ぶ
シティ・エアポートトレイン(CAT)も発着するオーストリア連邦鉄道(OBB)の駅です。
空港利用の旅人にはウイーンに入る玄関口となるところ。
列車旅のわたしは、寝台列車でウィーン中央駅からウィーン市内へ入りました。
気ままなひとり旅で、気まぐれに予定を変更してしまうので
ウィーンでの滞在ホテル選びが、到着の直前になってしまったわたし。
中心部の手ごろなホテルはもはや空きがなく
中心部へのアクセスが良く安価だったのがミッテ駅から徒歩5分もかからないホテル。
心配になるくらい安いのに、個室シャワー付きで、まずまず評価の良い朝食付き!
当然、部屋は限りなく質素だけど、清潔だし不足なし!
何より気に入ったのは、窓から市立公園の景色がすぐ目の前に開けていること。
円柱状の建物は利用することはなかったけれど
ミッテ駅の一部で、近郊鉄道Sバーンの乗り口に続く通路になっています。
公園の向こうには中心部にあるシュテファン寺院の尖塔が望めます。
公園を自宅庭のように使う贅沢・・・
ウィーン市立公園(シュタットパーク)は、旧市街の城壁が取り除かれ
リング大通り建設後の1862年にオープンしたウィーン最初の公立公園だそうです。
その総面積は65000平方メートルもの広さを誇ります。
公園沿いのリング通りにはトラムが走り
また、中心地あたりに徒歩でも足を延ばすことができます。
園内には緑の芝生、花壇、エキゾチックな木々、広々とした池などが配され
文字通り、人々の憩いの場となっているのです。
そして公園のあちこちに記念碑や彫像が置かれ、中でも有名なのは
黄金に輝くワルツ王、ヨハン・シュトラウス記念碑です。
何でも、全世界で最も多く撮影されている記念碑のひとつとか・・・
確かに、いつ見ても誰かが記念撮影していましたね!
他にシューベルト、フランツ・レハール、ロベルト・シュトルツなどの像があります。
この公園で何時間も過ごすのが日課のようになり
ほぼ毎日のように、ミッテ駅構内にあるスーパーで調達した夕食をここで摂りました。
周りは外国人ばかりなのだけど、住み慣れた場所ででもあるかのように
不思議にゆっくり寛いだ気分になれるのでした。
ヨーロッパの春から夏にかけては夜の訪れが遅いのです。
まだ昼のように明るいけど、21時ころにはホテルに戻ります。
観光馬車のお家が近くにあるらしく
毎日仕事を終えたお馬さん達が次々と帰ってきます。
やがて、夕焼け空から夜の色に空は変わっていくのです。