エルベ川に映えるザクセンの都~ドレスデン
あわや、降りる駅を間違えるところだったよ~
ベルリン中央駅から特急列車EC379でドレスデン中央駅を目指します。
座席予約をしてなくて、2時間を通路で過ごしたわたし。
ドレスデン中央駅直通と思っていたら
なんと、1つ手前の新市街駅で停車し、間違えて降りてしまったわたしを
慌てて車内へ引っ張り上げてくれた金髪のおばちゃん。
「ホントに、ここで降りるの?」って心配そうに聞いてくれた時に
気づけよぉ~ アホなわたし!
おばちゃん、本当にありがとう<(_ _)>
見知らぬところで、見知らぬ人の親切、有難いです。
心配していた安宿も、思いのほか良かったので
初めてのドレスデン滞在は好印象で始まりました。
ドレスデンはドイツ東部ザクセンの州都。
エルベ川の谷間に位置します。
エルベ川を挟んで新市街と旧市街に分かれ
見どころは、ほとんど旧市街にあります。
その大半は第二次世界大戦の空爆で瓦礫の山となり
戦後、それも東西統一後再建されたものだそうです。
中央駅からアルトマルクト広場までのんびりホコ天
ドレスデン中央駅裏手から延びるプラガー通り。
旧市街アルトマルクト広場まで1キロ弱の道のり。
デパートやショップが連なり、噴水やモニュメントもあり
歩行者天国なのでのんびり歩くのが良い。
旧市街で最初に目につくのは聖十字教会。
広場の東南の角にあるプロテスタントの古い教会。
世界で最も古い少年合唱団「聖十字教会合唱団」は世界的にも有名だそうです。
教会自体は黒っぽく簡素で、展望台があり250段の階段を上ってみました。
空爆の瓦礫から再建され、
「ヨーロッパ最大のジグソーパズル」と言われる聖母教会、
それにエルベ川に架かる橋も見えました。
感動にふるえる宮殿群
ドレスデンってこんなに歴史的建造物があったのかって
驚きました。
ほとんどが戦後に復興されたものらしいですが
よくぞ残ってくれたって感動しました。
見渡す限り、中世を思わせる建物がいっぱいです。
(ッヴィンガー宮殿)
アウグスト強王によって建てられた豪華な宮殿。
内部に4つの博物館や美術館が入っていて
マイセン磁器や武器コレクションが見られるそうです。
広い中庭ではかつて騎馬試合なども行われたそう。
レジデンツ(ドレスデン城)
ザクセン王国の居城。
「ッヴィンガー宮殿」同様に世界大戦で大きな被害を受け
2006年に再建されたもの。
ザクセン王宮が展示されている「緑の円天井」があります。
お城の東部の外壁のマイセン磁器のタイルに
歴代ザクセンの君主を描かれた「君主の行列」は
全長102メートルにおよび見事というほかありません。
ブリュールのテラスと呼ばれるエルベ川沿いを歩いていると
ザクセン王、ヨハンの騎馬像が招くように立つゼンバ―・オーバー
ドレスデンのオペラ歌劇場が見えてきます。
歴史と落ち着きを感じさせ、
着飾って特別な時を過ごすにふさわしい劇場!
前面の広場では野外コンサートも催されるとの事。
すぐ脇のエルベ川に美しい調べが鳴り渡るのでしょうね!
夢のようなエルベ川に映える夕景
さながら「グリム童話」のような世界を目の当たりにしてもなお
新市街から眺めるエルベ川に映り込む
ドレスデン旧市街の夕景は忘れることができない美しいです。
携帯カメラの限界ですね。
この何倍もの素晴らしさを伝えられないのが悔しいです。