寄り道してでも見る価値あったケルンの街
さすが世界有数のケルン大聖堂
ドイツ北部のライン河畔に位置するケルン。
ドイツで4番目に大きな都市です。
世界遺産にも登録されたケルン大聖堂はあまりにも有名です。
見どころは高さ157メートルの、2つの尖塔と
それを支える尖塔アーチでしょう。
ゴシック様式の建築物としては世界最大との事。
その、全貌をカメラに収めるのは、まったく大変でした。
驚くなかれ、
実はこの大聖堂、途中200年間の財政難による中断を含みますが
なんと600年の歳月をかけて完成を見た建物なのです。
かのバルセロナの未完のサグラダファミリアだって
100年ですよ。
大きさもさることながら、外壁の繊細な細工や
内部の美しいステンドガラスなど見ると
納得できるのかも知れません。
もともと、日程の都合でケルンは通過してしまう予定の街でした。
それには、あまりにもったいないし
ちょっとハードなスケジュールの調整の意味も兼ね
1泊することにして、本当に良かった!
ケルン中央駅を出ると、もうすぐ目の前に巨大な大聖堂の姿があります。
そのインパクトたるや凄いです。
ホテルの部屋の窓からも、その姿を楽しみながら一夜を過ごせました。
多くの美術館や博物館
ケルンの観光ポイントは、ほとんど旧市街にあります。
大聖堂のすぐ脇にポップアートコレクションで有名な
「ルードヴィヒ美術館」があります。
ここは、ヨーロッパで一番多く、
ピカソの作品を所蔵していることでも知られてるそうですよ!
また、ケルンは香水発祥の地としても有名ですよね。
フランス語の「オーデコロン」を和訳すると「ケルンの水」なのだそうです。
ドイツのお土産としてもおすすめされていますが
この「ファリナハウス」こそ、まさに元祖香水工場なのだそうです。
ライン川沿いは憩いのポイント
中世の面影を残す町並みを目にしながら、石畳をそぞろ歩きます。
ライン川岸に至れば、
ケルン中央駅とケルンメッセ駅を結ぶ
「ホーエンツォレルン橋」が見えてきます。
マインツやコブレンツからのライン川クルーズは
ここケルンに至るコースも用意されています。
右手にライン川とホーエンツォレルン橋、
左手には、聖マルティン教会と周辺を彩るカラフルな建物。
本当に絵になる景色です。
中央に続く緑の芝生の公園部分には
景色を楽しみながら、ビールを飲む人たちがたくさん。
静寂と豊かな時間を存分に楽しめる場所なのでしょう。
ケルン中央駅からICEへ
ケルン中央駅は、それほど大きい駅ではありませんが
駅舎内にたくさんの飲食店やスーパーなど
商用施設も充実しています。
大聖堂と向かい合うように立っているので
大聖堂の階段に座って、駅を眺めるのも一興です。
ちょうど写真の景色が、階段からの眺めと同じです。
時間までゆっくり眺めてICEに乗り込んだわたしでした。