古都クラクフにため息!
奇跡の古都
日本でいえば京都。
同様にポーランドで比類なき古都と言えばクラクフでしょう。
クラクフは、第二次世界大戦中ドイツ軍の司令部が置かれ、
奇跡的に戦火を逃れました。
結果的に、歴史的な街並みを残すことができた旧市街地区は
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
数年前、京都に何度も通い
どっぷりとハマったことのある私としては
絶対に訪れるべき街と決めていました。
京都に対する興味とは微妙に違うけれど
長い歴史を経て、醸し出される空気を体感したいとでも言うような。
堅牢なバルバカンとフロリアンスカ門
(バルバカン)
クラクフ中央駅からクラクフ旧市街入り口へは
徒歩でも10分とかからず行くことが出来ます。
かつてクラクフを守っていた城壁は19世紀に壊されてしまったそうですが
北門に当たるフロリアンスカ門だけは残っていて
旧市街への入り口を成しています。
この門を守るように造られた砦がバルバカンです。
このバルバカンは、世界で3つしかなく、
もう一つはワルシャワにあって、雰囲気はよく似ています。
あとの一つはフランスのカルカッソンヌにあるそうです。
バルバカンを経て、入り口となるフロリアンスカ門をくぐると
旧市街に足を踏み入れることとなります。
両サイドに様々なショップや飲食店が並ぶ、
素朴なフロリアンスカ通り..
時間帯によっては多くの人通りがあってにぎやかですが
雰囲気が良くて、とても惹かれました。
5分程歩けば、もう中央広場に到着。
ヨーロッパ最大の広大なクラクフ中央広場
多くの人々が集い、たくさんの商店や教会が周りを囲んでいる中央広場は
旧市街でも一番華やかなエリア。
最初に目に入ってくるのは、市庁舎の塔と織物会館。
クラクフは、中世の時代より東西の交通の要所でもあり
東西の物資の行き交う交易地としても栄えてきました。
そうした取引の場であったのが繊維会館で
今は、1階は民芸品などの店舗が並んでいて
お土産を選ぶもよし、見るだけでも楽しめます。
2階は国立美術館となっているようです。
広場で過ごすなか、トイレを探し回ったのですが
ようやく、この繊維会館の右端の地下に見つけました。
もちろん有料ですが。
広場の中でひときわ目立つのは
2つの尖塔を持つゴシック様式の建物は、聖マリア教会。
チケット売り場は、通りを挟んだ向かいの建物にあります。
写真を撮る場合は、追加料金が必要となります。
中に入ると、その絢爛豪華さに目を奪われます。
写真撮りたいから、追加料金払っているはずなのに
なぜか写真は1枚だけ・・・なんでぇ~?
アホですから、我を忘れてホケ~っと見とれてたんだと思われる~_| ̄|○
広場の中央には、いろんな民芸品や食べ物のテントが出てます。
そして、傍らにこんなものも・・・人の背丈くらいあります。
イースター卵なのかなぁ~?(ちょうどイースターの日でした。)
歴代王の居城だったヴァヴェル城
中央広場を突っ切って、5分程歩くと
ヴィスワ川沿いの小高い丘にそびえるのはヴァヴェル城。
ヴァヴェル城はゴシックルネッサンス様式のお城で
16世紀に首都がワルシャワに移されるまで、
歴代のポーランド王が住んでいたそうです。
敷地内は無料で見ることができますが
「城の大広間」「王族の私室」「宝物・武具博物館」など個別にチッケトが必要で
しかも枚数限定や時間指定があるなど、ちょっと面倒。
チッケト売り場に到着すると、長蛇の列。
もうすっかり見学意欲をなくしてしまって
脇にある売店で、土産物を漁って満足したんだけど・・今更ちょっと後悔。
ワルシャワの王宮の内部が素晴らしかっただけに、
観る価値高かったかな~
クラクフを拠点とした定番訪問場所
クラクフを訪れる人は、もしかしたら
アウシュビッツ強制収容所見学を目的とする人も多いかも知れません。
アウシュビッツ強制収容所は、言わずと知れた
ナチス政権下の人類史上最大級のホロコースト。
クラクフからは約70キロの距離にあり、
電車やバスで2時間ほどでアクセスできます。
世界遺産ではありますが、まったくの負の遺産。
そうしたものから目を背けてはいけないとは思いますが
わたしは、悩んだ末に行かない決断をしました。
人それぞれ、思いのままでいい・・・。
ヴィエリチカ岩塩抗も人気がありますね。
コストと事故の危険があるため、現在は観光地となっている採掘抗。
華麗な装飾を施された巨大な礼拝堂は世界遺産となっています。
クラクフの旧市街を堪能する方を優先し行きませんでしたが
次の機会には、是非行ってみたいと思います。