トレドへ~One day バス旅。
(血のアーチの先にあるドン・キホーテ像)
「町全体が博物館」とも称される城壁の町、そして世界遺産でもある古都トレド。「スペインに1日しか居られないなら、迷わずトレドに行きなさい」との格言もあるそうな!
都市間の移動に疲れて、予定をどんどん縮小している私。トレド行きも悩んだけれど、後悔しないために頑張ることにしました。
マドリードからトレドまでは、電車で40分弱、片道1500円程です。しかし、ALSA(大手バス会社)のバスを使えば、片道1時間(実際は45分で到着しました。)往復割引ありで、1200円で行って帰って来れます。バス乗り場は分かりやすく、チケットも簡単に買えました。発車寸前のバスに乗り込むと、すぐに豊かな田園風景が広がり、車窓を楽しみながら、あっと言う間に到着。普通に快適でした。
バスを降りたら中心まで15分程、勾配の急な坂道を登らなければなりません。ですが何とエスカレーターが備わっているではありませんか。ありがたや~!
トレドの町の印象は、まさに、これぞスペイン。ゴツゴツした石畳に、細い路地の多い坂道だらけの町。町全体が古いレンガと、荒い肌を見せる石造りで、くすんだオレンジ色の屋根瓦がのっています。町全体をくるむ城壁がまた、良い味を出しているんですよね。
観光のポイントは二つ。歴史的建造物を見るのと、タホ川対岸の展望台(ミラドル)から美しい町並みを眺めることです。
先ずは、展望台に移動します。徒歩を含め手段は色々ありますが、私は歩くのは嫌なので、ソコトレンと言う汽車を模したバス(ではないかと思います)を利用しました。
これは45分間で町を一周し、ビューポイントの展望台で10分停車して写真を撮らせてくれます。でもね、タイミング悪く、なんと中国の団体御一行様と同じ車両に押し込まれ、ひぇ~(お察しください!)
お天気にも恵まれ、素晴らしい景観でした。
次は、歴史的建造物をひととおり見ます。
巨大なアルカサス城(ショボい写真でスミマセン)
サンタ・クルス美術館
トレド大聖堂
ホントに狭い町で、移動距離も短いのですが、坂道がキツくてへばりました。
流石にヨーロッパ、カンカン照りで、陽射しは厳しいのですが、日本のようにぐっしょりと汗まみれになることがない分、爽やかでした。
トレドは、スペインの中のスペインと言った趣きです。重い腰を上げた甲斐がありました。