LCCでヨーロッパに行く選択ってあり?
【お得な航空券は?】
旅は非日常。メリハリのあるお金の使い方をしたいものです。
時にはちょっとした贅沢も旅の彩りかも知れません。グルメであったり、エンターテイメントであったり、ショートトリップであったり、いろいろな楽しみがあります。
超庶民派の旅には、節約は欠かせません。
そこで、まず検討すべきは、現地への最初のスッテップ航空券ではないでしょうか。
普通は既存の航空会社(レガシー・キャリア)で調達するところですが、
最近、台頭めざましいLCC(格安航空会社)での、ヨーロッパ行きと言う選択はあり得るのでしょうか? 考えてみることにします。
【難しいね~】
もともとレガシー航空会社は、旅行会社との連携の中で航空券の販売をしてきました。
そこから生まれたのが、ツアー用割引運賃を個人用にバラ売りする手法です。これが格安航空券であり、もとはツアー用ですから、当然往復のチケットと言うことになります。
一方、LCCは片道区間を基本に、運賃形態を単純化し、予約を簡単にしたものです。
また、LCCとは短距離、中距離を得意とする航空会社群であり、飛行機を中型機に統一しているところがほとんどで、長距離フライトには対応できない会社が多いようです。
現在、日本からヨーロッパ諸国へのLCC直行便はありません。
アジアからヨーロッパに向けては、複数のLCC航空会社は存在するので、乗り継ぐことによって到達することは可能と考えられます。
あるサイトでのシュミレーションによると、東京からパリ間でみて、片道航空料金およそ10万円。所要時間なんと60時間以上との記事があります。
これならレガシーキャリア利用のほうがはるかに安く、往復で10万円を切るチケットもざらに提示されているし、乗り継ぎであっても所要15~6時間程度を容易に探すことが出来ます。
LCCは乗り継ぎの多さと、待機時間の長さの割に価格はお得とは言えず、メリットはないと言わざるを得ません。
【LCCの未来は!】
LCCはさまざまなサービスを省略することで、安い運賃を実現してきました。しかし最近は、サービスを復活させることで、集客を増やそうとする動きがあります。
機内食廃止のポリシーに対して、簡単な食事を出すLCCや、預ける荷物を一定重量まで、無料にするというサービスを打ち出すところも増えています。
逆にレガシーに乗ると座席の間隔がLCC並みという事も珍しくないようです。
こうした事は、LCCとレガシーの区別がつきにくくなってきていると言えるかもしれません。
今後のLCCの動きの一部を挙げてみます。
※ 韓国の中距離LCCエアプレミアは、2020年9月から順次、ロサンゼルスやミュンヘン、ベルリンへの就航を予定。
※ JALの新LCC 2020年をメドに、関空からロサンゼルス便就航予定。
※ 他、エアアジア、長距離検討中。
など、どのエアラインがいち早く、太平洋横断路線を運航させるのか注目される状況になってきています。
世界はもっと狭くなるのか・・・‼