シャーロック・ホームズ博物館
<ヨーロッパほっつき歩きの旅>
夢にまで見たベーカーストリート
かのシャーロキアンには及びもつきませんが、小学校時代以来の熱烈なホームズファン
を自認するわたし。
ホームズシリーズの1冊を手に取るたびに、あたかもベーカー街に足を踏み入れていく
ようなわくわくを感じないではいられません。
ロンドンを訪ねた時、あまたの観光地をしり目にわたしが一目散に向かったのは言うま
でもなくホームズの住む(⁉)その「ベーカー・ストリート」です。
ユーロスターでロンドン入りし、到着したセント・パンクラス駅からすぐ近くのユース
トンスクエア界隈にホテルを取ったわたし。
地下鉄メトロポリタン線に乗ると、ユーストンスクエア駅からたった2駅でベーカー・
ストリート駅に至ることができます。
ベーカー街に向かう道すがらの、期待にドキドキ、わくわくする感じはこれまで経験し
たことがない感覚・・・まじで・・(おこちゃまかよぉ~ (≧▽≦))
ホームズ博物館・・よくぞベーカー・ストリートに作ってくれた!
ご存じのようにシャーロック・ホームズとは、19世紀後半に活躍したイギリスの小説家「アーサー・コナン・ドイル」創作の推理小説の主人公、架空の探偵ですよね。
その鋭い観察眼を基に天才的な推理力で、難事件を次々に解決していくという活躍ぶり。
常に注意力散漫、ぼんやりのわたしにとって、こよなく心酔しないではいられない対象
だったのです。
多分、世界中のホームズファン共通の感覚かとも思うのですが、ホームズは何時でもロ
ンドンのベーカー街にいて、下宿屋の暖炉の前でパイプをくゆらせているんだよと。
それは初めて手にした時のホームズの推理のみちすじが鮮烈すぎて、存在を否定できな
くなってしまっているのです。
そしてホームズファンなら、博物館はもとよりベーカー街は絶対に訪れずにはいられな
いプレイスなのです!
わたしの空想の中のベーカー街は、霧深いロンドンにあって、常に肌寒い陰鬱な空気が流れる・・・という感じなのですが
実際に訪ねたベーカー街は、さわやかな青空のもと、清浄でおしゃれな街でありました(^^;)
入館は隣のMUSEUMショップでチケットを買ってからです。
地下鉄ベーカー・ストリート駅から徒歩5分ほどで、ホームズ博物館に到着します。
明るく広々とした道路にそった一角に、MUSEUMの看板があります。
何より入口の前に、スコットランドヤードより派遣されたていの巡査が立っています。
MUSEUMの看板の下は、ホームズ関連グッツのショップになっていて、さきにこちらで
入館チケットを購入します。
入館の順番が来るまでのあいだ、人懐っこい巡査役のスタッフさんとしばしおしゃべり。
かなりの順番待ちを覚悟していたのですが、運が良かったのか10分もしないで入館できました。
たまりません! 1階から5階までぜ~んぶホームズ関連
思いのほかこじんまりしたホームズ記念館、いちどきに見学できるのは6人まで。
入ってすぐに2階に上がる狭い階段があり、あらゆる壁に、そして踊り場にレトロな置
物、セピア色の写真と雰囲気を盛り上げています。
ホームズ記念館2階
【書斎とホームズの寝室】
ベーカー街を望む明るい光のさす居間。
下宿の女主人ハドスン夫人が、ここに朝食の用意を整えたのでしょう。
ホームズの書斎を案内するスタッフ。
さりげなくホームズ愛用のバイオリンが置かれています。
テーブルには、ホームズのトレードマークの鳥打帽、パイプそして虫メガネが。
部屋の隅に、犯罪研究につかう科学実験の道具が並んでいます。
ホームズ記念館3階
【大家ハドソン夫人の部屋とワトソン博士の寝室】
ホームズ博物館4階
【作中の登場人物の蝋人形の展示】
手前は「犯人は二人」の恐喝王を殺して復讐を遂げる女性。
奥に「最後の事件」ホームズの宿敵モリアーティ教授が残忍な眼差しで立っています。
この女性は、ホームズの心を動かした唯一の女性「ボヘミアの醜聞」のアイリーン・ア
ドラーではないかと思うのですが・・・⁉
写りが最悪なので載せるべきではないですけど・・・唯一のホームズ(右)とワトソン博
士(左)の蝋人形なので・・・(-_-;)
ホームズ博物館5階
【小さなバスルームに物置】
もはや写真ともいえない代物ですが、想像力を駆使してご覧いただければと・・・😿
あこがれの場所に行けたことで、平常心を失っていたとしか思えない写真のかずかず。
記憶にしっかりとどめ、決して忘れることないホームズ博物館でした(*´ω`)