千葉県柴山町~埴輪博物館
古墳と埴輪の町~柴山町
成田空港に向かって国道51号線をまっすぐ進み、空港を超え空港関連工業団地を抜けます。
やがて道路わきのあちこちに埴輪のオブジェが鎮座する、柴山はにわ道に出ます。
九十九里に向かうこの道を通るたびに、一度はこの辺にあると聞くはにわ博物館を
覗いてみたいと思っていました。
千葉県は古墳がとても多く、その中でも柴山町一帯は遺跡の宝庫で、いたるところに古代遺跡が残されているそうです。
古墳は現在でも100基を超える数があるそうですよ。
九十九里地方の古墳には、人や動物、道具などをかたどった形象埴輪を、古墳の周りにめぐらせたものが多数発掘されています。
この地方で5~6世紀まで続いた埴輪を作る風習は、文字が残ってない時代の歴史背景や生活を知るおおきな手掛かりになるようです。
埴輪博物館はそんな古(いにしえ)の様子が、分かりやすくまとめられていて、いろいろ学ばせてくれる場所なんですよね~ (^.^)
古代から今をつなぐ~埴輪博物館
平日の昼下がりでは、見学者はほとんどいません (^^;
でも、おかげでゆっくり、じっくり見ることができました。
入場料はリーズナブル、大人200円だぁ~ (^^)v
玄関アプローチは、石室になっていて、トンネルを抜けるように入館!
ロービーに受付があり、その脇に学習室も用意されています。
奥の展示室は3つの部分に分けられていています。
《第一展示室~出土品》
千葉県内から出土した様々な埴輪を展示。
出土した地域による、土器・埴輪の種類の違いや、風習、儀式の様子などを学べます。
《第二展示室~祀る・作る》
古墳時代の生活と技術を紹介。 「はにわ祭り」の古代衣装・復元した竪穴住居
土器・玉つくりの様子から古墳時代の生活が垣間見える。
土器や鉄、玉の技術。
風習・祭りの衣装。
《第三展示室~遺跡の発掘調査の様子》
イサキの発掘調査や整理作業の方法や報告書を写真で展示。
他では、なかなか見ることのできない展示物を夢中に見学し
心地よい疲れを感じながら外に出ると、博物館のすぐ前は柴山公園です。
トーテンポールや埴輪のオブジェが、土地柄を雰囲気よく表現されていました。
表通りからちょっと引っ込んだ、山辺に作られているのも、静かに学ぶ環境としては
とても落ち着けます。