ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

静岡県沼津へのお出かけ~沼津御用邸公園その1

駿河湾沿いを沼津御用邸へ

 

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沼津港で新鮮な魚を食べようってことで、駿河湾に面したホテル「KKR沼津はまゆう」

に宿を取りました。

客室からは間近に海が、そしてホテル玄関からは富士山が望めます。

ホテル裏手の海岸は、夏には海水浴場にもなるそうで歩道もきれいに整備されています。

海岸沿いを散歩がてらにブラブラ歩いていると、15分ほどで「沼津御用邸」に着きました。

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富士山の下の松林に御用邸が。

駿河湾の千本松原に続く、松林の奥の広い敷地の中に御用邸の東付属邸がひっそりと建っています

 

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沼津御用邸東付属邸

こじんまりとした東付属邸は、ちょうど結婚式で使われていたようで一般の見

学は中止となっていました。

 

沼津御用邸は1893年(明治26年)に、生来病弱であった大正天皇(当時は皇太子)の静養の

ため造営されました。

昭和44年に沼津市に移管されるまで、明治、大正、昭和の多くの皇族方が静養のために

利用されたそうです。

同時期の他の御用邸と比べて御利用が多かったのは、沼津が気候や風土、景観や交通な

ど、様々な面で条件を備え愛されたからであろうと言われています。

さらに正門を目指して御用邸に沿った道を進みます。

 

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沼津御用邸本邸正門

こちらは、御用邸本邸の正門です。

1945年(昭和20年)の沼津大空襲で本邸は焼失し、現在は御門だけが残っています。

御用邸本邸正門のすぐ隣に、すごく感じの良い守衛さんが立っているご来園口があっ

て、もう一つの御用邸西付属邸の入り口になっています。

 

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西付属邸へのご来園口

 

西附属御用邸御殿の内部をみる

 

受付で入園料大人料金410円を支払い(庭園だけなら100円)、御殿内に入ります。

 

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きれいな生花のお出迎え!

昔の由緒ある日本家屋という感じの御殿内で、もちろん当代一流の技術の結集の建物に

は違いありませんが

皇族の方々のお住まいとしてみるとむしろ質素な感じがするくらいでした。

 

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台所とトイレ

 

写真やパネルや展示品に、皇室の方々の生活が垣間見えるような気がします。

現天皇陛下と雅子様が訪れられた折のお写真も飾られていました。

 

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ちょうど桃の節句を祝う雛飾りがされていました。

皇室の方々がご使用になられたものから、寄付に拠るものまで沢山!

わたしとて、姫の端くれ・・・(^^;) しばし楽しませていただきました!

 

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格安な入場料の割には、なかなか中身の濃い展示ではないかと思います。

静な庭園も見どころあり

 

御殿の見学にすっかり満足して、再び庭園に降り立ちました。

時刻は夕刻ですから、しつらえられた茶席も片付けに入っています。

 

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梅園の梅の開花はまだ5分にもならないくらいですが、十分に香りを漂わせています。

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沈丁花

空襲で焼失した本館跡は、すっかり松の林になっていて、すぐ裏手の駿河湾の汐の香り

が運ばれています。

 

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庭園内のあちらこちらに植えられた川津桜、色も鮮やかに咲き誇っていました。