変わりゆく房総ローズマリー公園~災害以前!
雰囲気は欧州旅行~房総ローズマリー公園
千葉県南房総市の房総フラワーライン沿いにある房総ローズマリー公園。
道の駅に併設されたイングリッシュガーデン風の季節の花が楽しめる公園。
地中海と同じ緯度の位置にあることから市町村合併する前の丸山町が
1991年、「風車とローズマリーの里」をコンセプトに
所謂、町おこしに着手したことによるものです。
徐々に古城風の展望台や英国劇作家シェイクスピアの生家を模した
「シェイクスピア・カントリー・パーク」
そしてギリシャ神話に基づく星座記念碑の建つ「リバーサイドプラザ」などが整備され
1998年には建設省に登録され房総の道の駅のひとつとなりました。
10年以上経ちますが、以前立ち寄った時にテーマパークとすれば小規模ながら
観光の足を休めるにも、またその欧州風の雰囲気や
手入れの行き届いたローズマリーの植え込み
季節の花々などにとても癒された記憶があります。
無残なり~ローズマリー公園もまた。
2019年秋の台風、それに伴う雨風に集中攻撃を受けた千葉県房総の各地。
房総半島を縦断する我々の目に入るのは、報道で伝えられてはいたものの
ひと月以上を経ても尚、復興が追い付いていない現状でした。
秋ですから、台風の影響を受けてなくてもお花などは少ない時期かもしれません。
それにしても、たいして手入れをされた様子の見えない、荒れ果てた公園内の様子に
驚きもあり寂しくもありました。
名を捨て実を取る~経営方針転換?
併設されている道の駅の需要も含め
一時期は人があふれる程、盛況であったローズマリー公園の人気も
いつしか陰りが見られるようになったそうです。
年々入場者が減少し、維持管理が大変になっていったことから
それまで第3セクターの管理運営であったのを
コンセプトに囚われず地域活性化を基本とした新たな事業展開を全国公募し
現在の企業に委ねることとなったようです。
現在、シェイクスピア関連施設や公園部分は一時利用休止状態とされ
段階的に再活用を図る計画のようです。
シェイクスピアの館はインフォメーションとして使われていました。
管理が十分ではないのか、建物は老朽化が見られるし
以前あれほど沢山あったローズマリーはホンの申し訳程度残っているばかりで
しかも、枝ぶりも貧しく枯れかけたように見えるのは季節のせい?
かつては自治体をはじめ町全体で公園を守り、盛り立てようとの気概があって
各家庭にローズマリーの苗が配られ、今でも育てている人も多いとか。
千葉の特産品が楽しめる「はなまる市場」
経営が変わり、単なる商業スペースになってしまったと嘆く地元の方がある一方
観光客としてはなかなか楽しめる施設とも思います。
地元の新鮮な海産物、農産物から千葉の土産物などが置かれ
色々な物を試食をしてえらぶことができます。
お店の前面スペースには、ハーブや花苗、草木など品ぞろえ豊富です。
見るだけでも楽しめます。
お土産を買ったら、枇杷ソフトの割引券をもらいました。
すっきりとした甘みでなめらかで美味しかった~😋