ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

レトロな駅舎と植物に癒されるマドリードのアト―チャ駅

マドリードの入り口、アト―チャ駅

 

 

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(プエルタ・デ・アト―チャ駅)

 

スペインの首都マドリード中心部にあるアト―チャ駅は

地下鉄1号線、スペイン各地方への在来線

そして、スペイン各地及び国外への新幹線が発着する

マドリード最大のターミナル駅です。

 

アト―チャ駅は、2つの駅からなっています。

1つは、スペイン各地からの高速鉄道(AVE)や、

ポルトガルのリスボンへの長距離路線が乗り入れる、プエルタ・デ・アト―チャ駅。

もう1つは、首都圏の通勤列車サービスを担うアト―チャ・セルカ二アス駅です。

地下鉄は1号線のみの開通ですが、主要観光ポイント

プエルタ・デル・ソル駅にも、乗り換えなしで行け便利です。

 

 

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(新駅)                     (セルカ二アス駅)

マドリード最初の鉄道駅だった、アト―チャ旧駅舎

 

プエルタ・デ・アト―チャ駅は、高速列車発着は新駅部分が担い、

1851年に、マドリード最初の鉄道駅として建築された旧駅舎は、

レトロな外観を維持しつつ、

内部は商業施設、カフェテリア、待合室等に利用されています。

駅に入ると、ガラス張りの天井や、中心にそびえる熱帯植物園に圧倒されます。

転用利用のタイミングの時期に、ヨーロッパ各地に建てられていた

「植物園」に見立てた演出が為されたものです。

 

 

 

構内植物のもとに、200匹を数える亀も生息していて

利用者を憩わせています。

 

マドリードを襲った列車爆破テロ

 

2001年のアメリカ同時多発テロ事件以後

アルカイダを含むイスラム過激派を対象とする

「テロリストとの戦い」でアメリカ支持を闡明にしたスペインに

大きいテロ事件は勃発しました。

2004年3月、大規模な時限連続爆破が、マドリード市内の駅や、

アト―チャ駅から500メートルの地点でなど、合計10回起こり

朝のラッシュ時間だったため、191人が死亡、2000人以上が負傷したそうです。

 

そして、この惨事で亡くなった人を悼み、鎮魂を申し出たのが

アントニオ・ロペスと言う画家でした。

 

「Day and Night」

 

アントニオ・ロペスはマドリード周辺出身者に、

特に人気のあるリアリズムの画家です。

東京でも、「マルメロの陽光」と言うドキュメント映画が

何度も上映され、知る人ぞ知る画家かも知れません。

 

わたしは、バルセロナのサンツ駅から、AVEでアト―チャ駅に到着しました。

 

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列車を降りて、ホテルに向かうべく地上エントランスに出ました。

なんじゃ~こりゃ~

と予備知識のなかったわたしは、本当にびっくりしました。

 

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(昼ーDia)                   (夜ーNoche)

 

大きな赤ちゃんの頭が鎮座しているではありませんか!

真っ黒だし、ばかでかいし(そばの人と比較して!)

目を開けているのが(昼ーDia)、閉じているのが(夜ーNoche)

これが、アントニオ・ロペスの鎮魂のための彫刻らしいです。

芸術って、人それぞれ感じ方はいろいろなんですよね。

 

わたしには、ただ グロイだけ・・・。

好まない・・あんまり見たくない。

無粋ですから・・許して!

 

すぐそばにソフィア王妃芸術センターが

 

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 また、アト―チャ駅の周りには、美術館が多いのも魅力です。

プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、ティッセン=ボルネッサ美術館

少し足を延ばせばレティ―ロ公園へも行くことが出来ます。

 

ソフィア王妃芸術センターは、駅のすぐそばにあります。

わたしは、アト―チャ駅から徒歩5~6分程のところにホテルを取ったので

ホントに1~2分で行くことが出来ました。

 

さすがに、首都の代表駅、背負っているものも色々ですね!