小江戸の情緒を楽しむ~佐原
水郷の里、佐原へ
所用で成田へ行ったので、ちょっと佐原まで足を延ばすことにしました。 成田から利根川沿いの国道356号線に出てしばらく走ります。雨上がりですが一本道なので走りやすいです。30分程で佐原に到着しました。
佐原の街並み
千葉県東部に位置する香取郡の佐原。江戸の雰囲気をそのままに、土蔵造りの商家や町屋が軒を連ね、川越や蕨と並んで関東三大小江戸に数えられています。
国道から香取神宮入り口を経て町の中心に入ると、無料の「街並み観光駐車場」なるものを見つけました。
平日で、雨が上がったばかりの午後ですから、10台しかない駐車スペースもガラガラでした。レトロな雰囲気で清潔なトイレも併設されています。 しかも観光のポイントには徒歩5分程の距離です。
町の中心と思しき方向に歩を進めます。
途中はずっと、江戸の昔の商家の様子を彷彿とさせる、街並みが続きます。
途中に「佐原街並み交流館」という観光案内所があり、気さくな職員の方々が観光の相談に乗ってくださいます。 また、中にはミニチュアの街並みや、昭和の電化製品、道具、そして有名な佐原のお祭り「大祭」の写真が展示されていました。 数年前に行ったことがありますが、大きな山車がたくさん出て、すごい人出でしたよ~
今年は7月12日から14日まで開催予定。チラシをもらいました。
更新日:2016年2月1日
(香取市ホームページより)
桶橋(とよはし)~じゃあじゃあ橋
観光の中心となるのは小野川の川沿いです。
写真は分かりにくいですが、桶橋から水があふれ落ちているところです。かつては小野川からの用水を水田に送るために大桶が使われていました。今はコンクリートの橋の下に観光用に付けられた、その大桶から30分ごとに流水させています。桶橋は、川にあふれて落ちる水音がじゃあじゃあ音を立てるところから「じゃあじゃあ橋」の通称で親しまれているそうです。 「残したい日本の音100選」の一つにも選ばれてるそう!
そんな100選があったんだぁ~
(桶橋)
伊能忠敬旧宅と記念館
佐原は日本で最初の全国実測地図を作った、伊能忠敬ゆかりの地でもあります。 忠敬は、17歳で佐原の伊能家に婿に入り、江戸に出て測量を始めるまでの30年余りを、ここで過ごしたそうです。桶橋のそばにあり今に残る忠敬旧宅は、見学無料で開放されています。 醸造所を営んでいた店舗や炊事場土蔵など、当時の雰囲気を偲ぶことが出来ます。
裏庭には、像もあったよ。
桶橋を挟んで反対側に、伊能忠敬記念館があります。入場料大人500円、久しぶりにじっくり見るぞ~ っと意気込んでいたのだけど、なんと休館でした。 確か忠敬の佐原時代の暮らしのあれこれや、測量した地図の展示などもあったような記憶があります。
しかし、この江戸時代にタイムスリップしたような景観は、川辺に座っていると時を忘れてしまいます。
梅雨の合間の気分転換、雨が上がってくれて良かったぁ~
さて、ここから3kmほど走ったところにある、関東屈指のパワースポット「香取神宮」に向かいます。 折角ですから厄をおとし、パワーを貰って帰りたいと思います。
小野川沿いの道を離れ、香取神宮へ向かう道すがら見かけた商家や民家。門構えや設えが伝統を踏襲したような作りが多く、この町全体が景観を大切にしてるんだなぁ~っと思いました。 何度きても素敵な町です。