ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

インスブルックその②~ハプスブルク家の繁栄を今に見る。

 

 

チロルの州都インスブルックって

 

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インスブルックは、アルプス山脈の麓を流れるイン川沿いに

形成されたチロル州の州都です。

インスブルックとは「イン川に架かる橋」に由来しているそう。

 

14世紀にはハプスブルク家の支配下となり、

神聖ローマ皇帝マキシミリアン1世や女帝マリア・テレジアに

こよなく愛された町としても知られています。

旧市街には、中世から残る歴史的建造物がかずかずあって、

その繁栄ぶりをうかがえる豪奢な装飾や設えを観ることが出来ます。

 

また、町全体すっぽりとアルプスの山々に囲まれ

夏の時期以外は、雪を冠した山々を街中から眺めることが出来ます。

 

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 オーストリアのウィ―ンからQBB(オーストリア国鉄)の高速列車で

インスブルック中央駅に到着しました。

 

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インスブルックに近ずくに連れて、雪を抱く山が所々でみられ

アルプスの景色への期待値がどんどんアップしていきます~♪

 

そしてホームに降り立つと、おおっ~

思いがけない距離感で周りの雪のお山が迫ってきます。

 

中央駅ホームを降りた、コンコースに観光案内所があります。

ここのお姉さん、すっごくフレンドリー!

入り口で目が合ったら満面の笑み!

多分、手招きはされてないかな~ された気分で吸い寄せられました。

 

インスブルック観光最強のインスブルックカードを購入!

(過去記事で触れてます。)

 

www.yurahime.com

 

そして、机上のインスブルック市街地図を一枚剥ぎ、ゆっくりとわかりやすい英語で、地図上におすすめ観光コースにペンを入れながら説明してくださいました。

ううっ 感激!

右も左も分からない、ぼっち観光客のわたしには・・女神・・でした。

 

通常、インスブルック中央駅前にはトラムが発着し

各方面行きのバスの乗り場も整備され便利なのでしょうが

ちょうどわたしの滞在した時は、駅前の工事のため

線路はあれども、トラムは遠く、

しかも、観光ポイントを循環してくれて、乗り降り自由のサイトシーアバスをはじめ

バス停も少し離れた道端での発着でした。

なかなか乗りこなせなく、右往左往ジタバタと情けなかった・・・。

 

しかし、わたしには人よりも丈夫で立派すぎる足があるではないか・・(;'∀')

ってことで、ウオーキング頑張りましたっ('◇')ゞ

 

ハプスブルク家の繁栄を物語るインスブルック旧市街

 

インフォのお姉さんに教えられたとおりに、ふらふら歩いていくと

マリア・テレジア通りにでて、到着したのは凱旋門。

 

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神聖ローマ帝国皇帝レオポルド2世の結婚を記念して建てられたそうです。

レオポルト2世の母は、女帝マリア・テレジア。

南側の彫刻は結婚の祝賀をテーマにしたもので

一方北側の彫刻は、レオポルド2世の父であり、マリア・テレジアの夫

フランツ1世の突然の死を悼んだものだそう。

 

 

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マリア・テレジア大通りの中心は、聖アンナの記念碑がそびえています。

ここから奥を見通すと、正面に黄金の小屋根が、右側に市庁舎の塔が

そして左側には、シュピタール教会の美しい塔が見えます。

最奥には、雪を乗せたノルトケッテの山々~ ホントに絵になる景色です。

 

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白い大理石が美しい、聖アンナの記念碑はスペイン継承戦争の際

街に侵攻したバイエルン軍の撃退を記念したもの。

白い柱の上には聖母マリアが、中段には天使が、

下段には4人の聖人が配されています。

 

このまま奥へ歩いてトラムの線路を越えてすすむと

ヘルツォーク・フルードリッヒ通りに入り、黄金の小屋根に至ります。

 

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インスブルック1番の観光名所と言われていますが、案外小さい。

神聖ローマ皇帝マキシミリアン1世が、祭りやトーナメント戦を観戦するため

設えたいわゆるロイヤルボックスという訳ですね。

バルコニーの屋根は黄金と言っても、2657枚の金箔を張ったもの。

う~ん どうなんだろう? けっこうしょぼいかも・・(´・ω・`)

 

それより、わたしの目を引いたのは、黄金の小屋根の右向いにある建物

 

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バロック調の豪華な漆喰装飾が施されたヘルブリングハウス。

貴族の邸宅として建てられ、現在はアパートなので立ち入ることはできません。

ロココ調のレースのような飾りがステキ!

はい、少女趣味でございます😅

 

黄金の小屋根の裏手の路地を抜けると聖ヤコブ教会の二つの塔がそびえています。

 

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教会の前は小さな公園になっていて、観光に疲れた足を休めることが出来ます。

 

 

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聖ヤコブ大聖堂は、チロル地方のカトリックの総本山。

天井のフレスコ画と飾り漆喰がとてもきれい。

中央祭壇の「救いのマリア」は有名なんだそうです。

確か、入場は無料で写真を撮るのは有料だったと思います。

 

そして近くの王宮へ。

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 ここで、マリア・テレジアの息子レオポルド2世と

スペイン王女ルドヴィカの結婚式が行われた事でも有名です。

 

次は隣にあるチロル州立博物館に入ってじっくりと。

 

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どこまでも美しいインスブルックの景色~

 

 

 乗り降り自由サイトシーアバスで、インスブルック郊外の

チロルパノラマで街を一望し(ちょっと、お天気は曇天でざんねん!)

 

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そのままサイトシーアバスでに乗り込んで、郊外の丘に建つ

チロルのフェルディナンド大公が愛妻と愛息のために建てたアンブラス城に。

 

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 アンブラス城は

バス通りから小高い丘を登った頂上に建っています。

 

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緑豊かな庭園には孔雀が放し飼いにされています。

主要観光場所から離れているので

それほど観光客も多くないので、ゆっくり過ごすことができます。

 

ホントに見どころが多くて駆け足の観光になってしまいました。