清浄な富士の湧き水～忍野八海
元日に雄大な富士を見上げる・・・贅沢だなぁ～(^.^)
神奈川の友人宅で2020年の元旦を迎えたわたし。
ゆっくりと朝寝坊をし、お雑煮をいただき「ごろ寝正月」を決め込もうとしたのに
「さぁ～ 出掛けるぞ～！」友人の旦那様の鶴の一声！！
是非、連れていきたいところがあるからとのこと。 バタバタと用意をし車に乗り込む
自覚はなかったけど、ちょっと体調不良の兆しでか車内で爆睡のわたし。
目覚めると雪景色。といっても数日前に降った雪が解けずに残っているものだけど。
今シーズン初めて目にする雪景色に感嘆の声を上げるのでした！
富士山周辺は標高も高いのでしょうか？
そして富士山を目の前にすると、なんか厳かな気分になりますよね、霊山ですしねぇ～
忍野八海も外人だらけ・・・
道路の両脇の雪景色を楽しんでいるうちに目的地に着きました。
「忍野八海」富士山の伏流水を水源とする湧水地で、最近外国人の間で有名となり
たくさんの人が訪れてるとテレビの番組で観て興味を持ったところでした。
外国の人にとっては、富士山が見えて風光明媚な日本が感じられる場所で
しかも、世界文化遺産に登録されていながら無料で楽しめるというお得さも受けているのでしょうね！
もうホントに外国の人しかいませんでした。 中国、タイ、フィリピンなど。
湧水周辺には売店やお土産物屋さんがたくさんあって
「ここはどこの国？」ってくらい外国語が飛び交っています。 雇ってるんだぁ～！
テイクアウトの食べ物も、おみやげ物も日本人はあまり興味を示しそうにないもの
外国人受けしそうなものが、やたら多いように見受けられました。
うんうん・・お店は、外国人で喰ってますわ～ 完全にね！
素晴らしい透明度～鯉も優雅に泳ぐ湧水
忍野八海というくらいですから、8つの池があるようなんですが
とりあえず、簡単に観られる池を4つほど回りました。
最初は観光客も多い、メインとなる池から。
吸い込まれそうな深～い濃紺の池、水深8メートルはあるそうな！
清浄な水がこんこんと湧き出る様子を、肉眼で見ることができます。
下の深みからスイスイと白い鯉が浮き上がってきて、幸福を約束する使者のよう・・・
こんな澄んだ水、見たことがない！
残念なのは投げ銭禁止なのに、たくさんのコインが投じられていること。
美しい鯉たちに悪影響がなければいいけど・・・ (*_*;
湧水を飲むこともできます。
喧騒を離れて静かに思索するようなところ・・・本来はね！
富士の伏水の流れに沿った歩道は、観光客もまばらで時に富士山を望めるし
素敵な散歩道でした。
歩を進めるうちに途中にいくつかの湧水の入り口も見つけることができました。
この「お釜池」は小さいですが、結構な勢いで水が湧き出し
何といっても周囲の木々がはっきり美しいく映り込んだ透明度は凄いです。
周囲の景色まるごと絵になる御池です。
思った以上に素敵なところでしたけど、いつか静けさを取り戻すことがあるのでしょうか？
多分、周辺の観光収入で生活の糧を得ていらっしゃる方には、いつまでも人気が続いて欲しいでしょうし、悩ましいところですね (-_-)
