千代田線沿線散歩~谷根千~~千駄木から根津に
千代田線沿線下町エリアは
何かなつかしい遠い思いを、
しっとりと心に語り掛けてくる風情。
都内デートは、お台場や表参道もいいけれど
たまには、レトロな気分に浸ってみるのはいかがでしょう!
さまざまな文学を生み出した団子坂~?
今日は、千駄木から根津を巡ります。
千代田線千駄木駅入り口から。
不忍通りを50メートルも行かないうちに団子坂交差点があり、
そして、右手に団子坂が始まります。
団子坂は、なにやら文学に関係した地名とは思っていましたが
調べてみて驚きました。
例えば、
江戸川乱歩の、「D坂の殺人事件」
森鴎外の、 「青年」
二葉亭四迷、 「浮雲」
夏目漱石、 「三四郎」他、たびたび作品に団子坂が出てくる。
正岡子規、 団子坂の菊人形を詠んだ句がある。
また、団子坂が発祥と言われるものに
- 菊人形
- 藪そば
-
女性解放、団子坂で「青鞜」は刊行された。
ざっと、挙げてもこれだけあるなんて、驚きじゃないですか?
なんてことない、ただの坂道なんですよ~
まだまだ、あるよ文学の足跡~
写真 (鴎外記念館ホームページより)
坂の上に森鴎外の旧居で、
現在は図書館になっている「観潮楼」があるはずなんだけど・・
行きつけなかったんですよ~ 歩き回ったぁ~
その代わり、予定になかった通称「猫の家」
夏目漱石の旧居あとにたどり着きました・・あh
怪我の功名ってやつです、はい。
塀の上のにゃんこをアップで。
やっぱり当然「吾輩は猫である」からの猫ちゃんでしょうね!
イギリス留学から帰国した漱石が暮らし
「吾輩は猫である」を執筆した場所で
家屋は、愛知県犬山市の博物館「明治村」移築保存されているそう。
近くに永井荷風が愛し、
「日和下駄」という作品でほめているやぶ下通りもあります。
ふつうの道だし・・・。
根津神社~つつじの名所なんだけどねぇ
漱石記念館を過ぎると、日本医大付属病院の先に
「根津神社」が姿を見せます。
(本殿)
江戸時代に建造され、重要文化財に指定されている根津神社。
ご利益は、須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られているため「厄除け」。
また、出雲大社と同じ大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られていることから
「縁結び」「商売繁盛」
学問の神様、菅原道真公も祀られているので「合格祈願」も
ご利益があると言われています。
これはいろいろ、お願いしていくしかないな!!
奥に赤い鳥居が続きます。
幻想的な雰囲気の千本鳥居に魅せられたらしい
外国人観光客が、夢中でシャッターを押しています。
ここは、譲るしかありませんね!
ここが全部、つつじの花で、ピンクに覆われるのです!
写真(文京区観光協会)
つつじの花咲く時期は、一面に白やピンクに覆われて
それは それは見事な眺めになります。
半面、人も大勢詰めかけるので、
静かに境内を巡るには時期を外したほうが良いかも。
木陰でお弁当を食べましたが、人出が多いとちょっと無理ですもんね。
ひとりじゃ、ちっと恥ずかしかったけどね💦
この根津神社は、鴎外、漱石も散歩によく訪れ
境内には腰を下ろしたと言われる「文豪憩いの石」なんてのがあるそう。
正面入り口からは、
およそ徒歩5分程で千代田線の根津駅というアクセスです。