九十九島の絶景を見おろす ~長崎紀行
古くからの景勝地九十九島(くじゅうくしま)
既に江戸時代中期にはこの呼び名があり、古くから知られた景勝地の九十九島。
佐世保湾の外側から北の方向平戸までの約25kmの海域に
複雑に入り組んだリアス式海岸と島々が織りなす美しい自然景観が広がっています。
各地に九十九の付く地名があり、多くは「つくも」と呼ばれたりしますが
千葉の九十九里浜(くじゅうくりはま)と同様、九十九島(くじゅうくしま)との読みです。
ご存じのように九十九とは、数がたくさんあることの表現であり、九十九島も実際には
208の島が存在します。
この九十九島周辺は、五島列島を含む広い地域になりますが、「西海国立公園」に指定されています。
https://www.kujukushima-visitorcenter.jp/park/img/map-2.jpg
180度のパノラマビュー「展海峰」
佐世保駅前から繁華街を抜けて、米軍基地や造船所脇を過ぎ勾配の急な山道を登りに登
ってくると九十九島展望所(展海峰)に到着します。
展望台への道しるべがありその反対側には、まだ1月なので苗を植え付けたばかりの花
畑が広がります。
この畑一面が春には菜の花、秋にはコスモスで彩られます。
展海峰|観光スポット|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
東屋が見える高台を目指し登っていきます。
左手に「滑り台」っぽく見えるのは展望塔です。
さぁ~ 展望塔に到着しました。
素晴らしい眺めです。 実はこの直前まで結構な雨降りだったのですが、ここに着くと
同時にうそのように晴れていきました。 ホントにラッキー(*^^)v
右側の海の正面は佐世保港。
右の方のみどりの屋根の建物は米海軍の燃料タンク。
「美しき天然」~まさにこの場所だね~!
展海峰でのもう一つの見どころに、日本初のワルツ曲「美しき天然」作曲の田中穂積の
像が絶景を背景に建っています。
高校時代にダンス曲として習いましたねぇ~ (^.^)
この自然の織り成す素晴らしい景観が、そうした美しい曲を生む土壌になったのは間違
いないところですね!
造船所の虹🌈
展海峰からの帰り道は佐世保造船所脇を通ります。 たくさんのクレーンが。
他では見ることのないこの景色に、子供の頃から「ああっ 佐世保に来たぁ~」って。
「佐世保造船所」は旧海軍工廠を引き継ぐ歴史ある造船所であり
現在でも佐世保港に基地を持つ海上自衛隊やアメリカ海軍の艦隊の保守・修理なども手
掛けているそうです。
地元では通称「SSK」と言います。
地元在住のいとこたちによれば、「昔はSSK社員じゃなければ・・・」って感じだったもんね~ とのこと。
それだけ主要な産業であったってことですね。 (@_@)
あれっ よく見ると・・・虹・・・
さっきまで激しい雨が降っていましたからね~ わ~ きれい~ (*^^*)