牛久のカッパ~茨城
夏は妖怪の出番だね~
梅雨寒から、一気に気温が上がりムシムシと不快ですが
そろそろ梅雨が明けて、酷暑が予感される時期になりました。
日本の夏と言えば、ゆうれいや妖怪の出番?
夜中、ひとりでトイレに行けなかった子供のころを思い出します。
今でも、怖がりだけど・・
妖怪だけどユーモラスでかわいいのは河童ちゃん。
マンガやイラストのイメージも影響してるね!
(牛久観光協会マスコットのキューちゃん)
日本のあちこちに、河童に関する言い伝えがありますが
茨城の牛久市も、河童伝説で知られています。
牛久沼はカッパのふるさとなのか~
東京方面から、国道6号線を走ってくると
取手駅を越えて、程なくして左側に牛久沼が広がっています。
牛久市に隣接した、龍ケ崎市が住所地となっているのですが。
この牛久沼が、数々の河童伝承を生む土台になっているようです。
そのまま6号線を走っていると、左側に河童の案内板が出ています。
案内板をたどっていくと、
河童の絵で有名な明治・大正の文人にして日本画家「小川芋銭」ゆかりの地に出ます。
晩年を過ごした、アトリエ兼住居の「雲魚亭」が
牛久沼のほとりにひっそりと建っています。
平日は閉館、土日には、無料開放されています。
風情のある庭は、散策にもいい雰囲気です。
庭の一角に「カッパ松」があります。
「カッパ松」の伝承
むかし、村の若者を沼に引きずり込んで死なせるカッパを、松の木に括り付けて 退治しようとした若者が、あわれに思って放したところ、二度と沼でおぼれる人がなくなり、カッパを括り付けた松を「カッパ松」と呼ぶようになった。(要約)
他にもカッパにまつわる伝承(要約)を挙げておきます。
☆「河童の秘薬」人間の罠にかかって切り落とされた手を、河童に返し
お礼に効き目のすごい秘薬の作り方を教えてもらうはなし。
☆「河童の送り提灯」夜更けに、河童の提灯が道案内してくれるはなし。
☆「置いてけ沼」野菜を置いていけば、うなぎや魚に変えてくれるはなし。
☆「河童囃子」夏の夜更け、牛久沼の方からお囃子が聞こえてくるはなし。
いろいろ、あるもんですね!
孤独なんだね~カッパさん達
また、「雲魚亭」の庭の奥に河童の石碑があります。
これは、芋銭の偉業を讃えるために、友人たちが 中心となって建立したもの。
それにしても、淋し気なカッパの姿ですよね~
そういえば、昔の同僚に、ちょっとナイーブな人がいて
「辛くなると、カッパを見に行くの~」と言って
わざわざ、牛久まで行って撮ったというカッパの写真を見せてくれたのだけど・・
どうも、牛久市の「あやめ園」にあるらしい。
Googleのナビゲーションで行ってみました。
「雲魚亭」から、ほんの5分程で到着。
牛久沼のほとりの橋げたに、淋し気に座っています。
沼のすぐ脇は、アヤメ園で、アヤメの時期は終わっていて
花を見ることはできませんでしたが、
園の中にも、カッパの像が・・
やっぱり、淋し気にうずくまっています。 しかも・・
おお~ 子供のカッパも。
牛久には、いたる所にカッパにまつわるものがあるそうです。
探してみるのも、楽しそうですね~♪
おりしも、来週7月27日(土)、28日(日)牛久の「かっぱ祭り」が催されます。