ヨーロッパの郵便マークは〶じゃないよ!
郵便局の看板
(ブダペストの郵便局の看板)
ヨーロッパの多くの国では、郵便局やポストにラッパのデザインが採用されています。この郵便ラッパ(ポストホルン)の歴史は古く、中世ヨーロッパでは、町の中央広場に郵便を乗せた馬車が着いた時、このラッパを高らかに鳴らし、郵便物が届いたことを民衆に知らせたそうです。
(フランクフルトの郵便局の看板)
ヨーロッパのすべての国が、このマークを採用しているかどうかは知らないけれど、どこに行ってもよく見かけて「あ~ 郵便局だあ~!」って親しみを持って見るようになりました。ブタペストの郵便局では、中に入ってみると、入り口付近に整理券発行機がありました。自分が依頼したい項目に添ったボタンを押すと、整理券が発行され順番を待つという段取りは、日本の多くの公共サービスと同じな感じです。
街中には日本同様にポストがありますが、景色に溶け込んでいて、気が付かないで通り過ぎてしまいます。
街中のポスト
(ロンドン街中のポスト)
イギリス、ハンガリーは、日本と同じ赤いポストです。
(スペイン、トレドの街角のポスト)
(フランス、ストラスブールの落書きだらけのポスト)
フランス、ドイツ、スペインのポストは黄色でした。聞くところによると、フランスは以前は「青い」ポストだったそうです。「郵便物が定時に届く」イメージカラーとして、当時「郵便時間厳守」で信頼性の高かった、スイス郵便局の黄色いポストにあやかって黄色になったそうです。現代は通信手段はメールが主になりつつありますが、時にはのんびり時間差を楽しみながら、絵ハガキや手紙を使ってみましょうか!