ゆらたび

日常から、非日常の折々の思いを綴りたい。

耳掃除の是否。

旅行中の体調不良

海外旅行を控え、いろいろ準備を進めていると、誰しも旅行中元気に過ごせるか不安に駆られるのではないでしょうか。いざという時の為の旅行保険の準備は必須ですし、特に持病のない私も、歯科の検診くらいは受けました。海外の薬は、日本人には合わないとの情報もあるので、入手できる限りの薬は用意しました。

・内服薬(胃薬、下痢止め、痛み止め、抗生物質)

・外用薬(抗生物質軟膏、ステロイド軟膏、口内炎用軟膏)

 

今から遡ること1か月半前、ドイツのミュンヘンを旅行中に左耳に中耳炎らしき症状が出て、手持ちの抗生物質を服用し様子を見ました。1週間程痛みに耐え、あきらめかけた頃(現地の医師に診てもらうしかないと思った。)どうやら抗生物質が効いたようで、ようやく痛みが治まりました。まだ帰国まで1か月の予定を残していたので、しばらくは、再発を恐れ爆弾を抱えたような思いで過ごしましたが、何とか再発することなく帰国することが出来ました。

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耳鼻科受診

帰国後10日を過ぎ、特に体調不良なく過ごしていたのですが、今朝左耳に痛みを感じ、中耳炎の再発かと耳鼻科を受診しました。診断は外耳に炎症があり(外耳炎)、昨夜の綿棒を使った耳掃除で傷をつけたのだろうとの事で、点耳薬と痛み止めの処方を受けました。耳鼻科の医師のご指導は、耳掃除に耳かきも綿棒も使ってはいけない。体質で耳垢の多い人は耳鼻科で取ってもらうように、との事。え~耳が痒い時はどうするの~!

耳掃除の是否!

少し調べてみました。2017年アメリカ耳鼻科学会の耳の健康に関するガイドラインでは、耳には何もいれないほうが良いという立場。耳が痒いときや、耳垢を取る時最も使われる綿棒にしても、パッケージには、「耳の奥に入れるとケガにつながる恐れがあり、あくまで耳の周りのみに使うように」との注意書きがされている。多くの専門家によると、耳には自浄機能があり、食物等を噛むとあごの動きで耳垢は外耳道から、外耳までベルトコンベアに乗るように自然に出てくるそうです。耳掃除は必要なく、むしろ耳垢はそのままにしておいたほうがメリットもあるとか。例えば、耳の中のバクテリアを殺してくれたり、肌を保湿してくれたりするそうです。むしろ掃除目的で耳に何かを突っ込むことによって、かえって耳垢が奥へ押し込まれて耳の中を塞いでしまう(耳垢塞栓)可能性もあります。

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過度な耳掃除はやめておきましょうね!