本場の喜多方ラーメン ~会津街道を行く
蔵とラーメンの街~喜多方
福島県の喜多方市は、日本三大ラーメンのひとつに数えられる喜多方ラーメン発祥の街。
蔵が多く立ち並ぶ街並みを楽しめることから「蔵の街」としても知られています。
市内に120軒あると言われるラーメン店の歴史は、昭和2年「源来軒」創始者の藩欽星
(ばんきんせい)という人が、麺を打って屋台を引いたのが原点と言われています。
喜多方市役所前の駐車場に車を止め、ラーメン店がひしめくふれあい通りへ向かいます。
さて、どのお店で食べたら本場の味に出会えるんだろう?
喜多方で2番目に古いラーメン屋「上海」
ラーメン屋さんが、たくさんありすぎて完全に決めきれなくなってる我々(~_~;)
ちょうど立ち寄った「蔵の街観光案内所」のおじさんが勧めてくれたお店「上海」に。
お店の前に到着すると営業終了の札がかけられていて、女性が暖簾を外しているではあ
りませんか!
「スープがなくなったので、閉店なんですよ」でがっかりしかけたけど・・・
「お二人なら、どうぞ入ってください」と言っていただきました😂
ラーメン店「上海」の創始
「ラーメン店上海」は昭和23年の創業で、喜多方では2番目に古いお店とのこと。
初代店主が中国の上海でラーメンに関りを持って以来、半世紀に渡り味作りにこだわり
続けてきたお店だそうです。
一日の仕込み量以上は、販売しないという創業以来のこだわりを持っていて
スープがなくなり次第閉店というスタイルは変わらず続いています。
店内は狭く、昭和な雰囲気が漂っているけれども、切り盛りしているのが女性2~3人
なので清潔に保たれている感じです。
喜多方ラーメンのお味
注文したのはオーソドックス(?)に、チャーシュー麺です。
さして待つことなく、小さいお盆にのって漬物付きで提供されました。
まずは添えられた蓮華でスープを口に運びます。
思わず二人で目を見合わせました・・・うま~い!
あっさりしていながら深みのあるしょう油ベースのスープ。
優しくまろやかなうま味。
やや腰の強い太めの縮れ麺にうまく絡み、もちもちした麺も美味しいのです。
添えてあった大根の漬物も自家製みたいで、美味でした!
「食べそこなわなくて良かったぁ~」🤣
「このお店にしてよかったぁ~」かどうかは、他を食べていないので分かりませんが。
わたしたちが食べてる間、3組もの人が持ち帰りセットを買いに来ましたよ。
お土産屋さんです。「喜多方ラーメン館」
「喜多方ラーメン館」は、喜多方市役所のとなりにあるお土産屋さんです。
喜多方ラーメンで有名な「河京」さん直営のお店だそうです。
福島のお土産ものなら何でもそろっていて、特にラーメンにまつわるものがたくさんあります。
ラーメン工場のディスプレイまで。
麺の製造工程はすでに終了していて見ることはできませんでしたが
蕎麦打ちの実演は見かけても、ラーメン作りは見たことなかったなぁ~(@_@)
最近、近くに喜多方ラーメン「坂内」というのがオープンしました。
喜多方でやたら案内板を見かけた老舗のラーメン屋さんらしいですね!
そして各地にチェーンの店舗があるみたいです。
喜多方で食べた「上海」の味を忘れないうちに、是非に食べ比べをしてみないと😋